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戦争について考えること~夏期講習最終日~
夏期講習前期が終了しました。
夏期講習前期最終日の8月9日。
「今日は何の日でしょうか」
中学生の授業で彼らに尋ねたところ、
知っているのか、それとも本当に知らないのか…
誰も答えられなくていました。
「長崎に原爆が投下された日です。」
今から79年前、
8月6日広島に、続けて8月9日長崎に、原爆が投下されました。
そして、8月15日ポツダム宣言を受け入れて、
日本は先の戦争で敗戦…となりました。
この事実は歴史の教科書にも載っており、生徒たちは当然学ぶことになります。
(今日の時点で中3生は学んでいるはずなのです💦)
子どもたちの受験勉強を指導する立場の者として、
「戦争」というものに対して個人の想いを多く語ることは避けてはいますが、
過去に我が国が戦争を行ったという事実は、まぎれもないことです。
戦後の生まれの人口が、日本の全人口の9割に迫ろうとしており、
戦争そのものを知っている人の数は急速に減り続けています。
戦争そのものを体験したという説得力を持つ人が少なることは仕方がありません。
一方で、それは私たちが戦争をしないで過ごすことができている、
という平和の証拠である、と捉えることもできます。
だからといって、戦争の歴史そのものを忘れてしまってよい、
というわけではないと私は思います。
今も世界で行われている戦争。
自分ごとに、とまではいかなくても戦後生まれの日本人である私たちが
『知らぬ存ぜぬ』
というわけにはいかないのではないでしょうか。
今日の午前中には、小学生にあえて、
『戦争について』
というテーマで、知っていることや思うことを自由に作文してもらいました。
「書いているうちにだんだんと怖くなってきた…」
ポツリと小5生がつぶやきました。
「怖いよね。少なくとも私たちは戦争をしないような世の中にしていかなきゃね」
一年の中で、夏のこの時期に
《戦争を知らない者同士が戦争のことを考える》
そんな時間は大切なことではないでしょうか。
8月9日最終日、中3社会の講座で「近現代」の復習をしました。
(久しぶりにメッチャボードに字を書きました~💦)