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2025-12-27 10:20:00

年末に思うこと~2025~

2025年もあと数日です。コアアップでは毎日冬期講習・冬期直前講座の真っ最中💪

その中でも【受験生】という立場の方々は、必死の思いで取り組んでいます😊

 

さて、私は今、自宅にてこれを書いています。

3人の子どもたち(高1、中1、小3)も冬休みに入って最初の土曜日。

久しぶりに何もなく3人がそろった土曜日です😊

妻も朝から仕事に行っているため、残された3人の子どもたち。

〈さて、どう過ごすものか…???💦〉(私)

 

朝食を食べているときに中1次男が

「久しぶりに何もない土曜日だから、午後から友達のところに遊びに行くね。だから、午前中のうちに宿題をやった方がいいよね?

〈おっ!少しはちょっと先を見通して行動するという考えが芽生えたかな???〉

予告通り朝食後、次男は宿題を始めました。

 

3人で一番ゆっくり起きた高1長男🚹

朝食後、シャワーを浴びて、何も言わずに机に向かい課題に取り組んでいるようです。

〈言われなくても自分の中でやらなければならないことがわかっているようだ😌〉

 

〈さて、小3娘は何をしているのかな?〉

いまだ寝起きの格好でテーブルでお絵描きをしておりました💦

「お兄ちゃんたちは冬休みの宿題をしているよ。〇〇(←娘の名前)も一緒にやらない?」

はじめは嫌がっていましたが午前中のうちに宿題を行えば、

午後から好きな雪遊び(この日山形は久しぶりに降雪❄)ができるよ!と言ったら食いつきました( ̄ー ̄)ニヤリ

 

そして、今仲良く互いに茶々を入れながら(?!)宿題や課題に取り組んでいる我が家の子どもたち…

こんな日が来るとは夢でしょうか😭 うん、きっと夢でしょう( ̄ー ̄)ニヤリ

たった1日だけの儚い夢のような時間かもしれませんが、間違いなくその一瞬は訪れました😭😭

 

と、何も我が家の子ども自慢をしたいわけではございません(すみません💦)

今回うちの子どもたちとのこの日のやり取りを一つのサンプル(?!)と捉えたとき、

とあることが頭に浮かびましたので、文章として認めてみたいと思った次第です✋

 

 

教育界に限らずあらゆる分野で永遠のテーマのように語られる【やる気の出し方】【行動の起こし方】

この類のお話は、教育界に限ったことではない永遠のテーマのようなものかと思います(*´з`)

勉強を教える立場の者として、または子を持つ親として、幸いいろいろな方からこれらのような相談を受けることが多いです。

今回の我が家の子どもたちの行動を見て、一つ頭に浮かんだことがあります。

『なぜやらないのか…』『どうすればやるようになるのか…』

これには、様々な段階が子どもたちにあると思いました。それは…

 

① やらないければいけないと思っている。しかし、行動に起こせない『何か(不安要素など)』がある。

② やらなければいけないと思っている。しかし、それ以外にもっと『やりたいこと』がある。

③ やらなければいけないと思っている。しかし、それをやりたくない。

④ やらなければいけないと思っていない。

 

『帰ったらまず宿題をしてから、その後遊びなさい。』

多くの大人はこのように子どもに話すと思います。しかし、その通りに子どもはやりますか?

「えー、先にまず遊びたい!!」「後で必ずやるから~」

こんな感じになるのがオチではでしょうか?(少なくとも我が家はこのパターンです💦)

このときの子どもの段階(思い)は、先ほどのパターンで言うとおそらく②か③だと思います。

したがって、それに応じて子どもに話をしてみるのです。

 

②の場合〈何がしたいの?そうか!!それ大好きだもんね😊〉
③の場合〈どうしてやりたくないのかな?今日の宿題は難しくて困っているの?〉

などでしょうか。。。

 

また、かつてこんな中3生がいました。

入塾当初から市内偏差値が2番目に高い高校を志望して取り組んでいました。

順調に成績を伸ばしていき、11月の時期では合格判定も合格圏内をキープ

親はもちろん、私もその子に対してとても自信をもてるようになり、〈あとは健康に過ごすことだな~〉と思っていました…が…

 

12月に入ったあたりから、表情が曇ったように見えました。

だんだんと学ぶペースが落ちていき…「どうした???」という状態に💦

その子の親からは「最近合格できると思っているのか、やる気が落ちている!」と💦💦

すぐに、面談を決行( `ー´)ノ

すると、、、、その子は話しているうちにボロボロと涙を流し始め💧

『私、本当は〇〇高校に行きたいです…』

その高校は、彼女が学校や親にお話をしてきた志望校ではなく、

もう一つランクが上の高校でした!

自分には到底届くわけがないと思った(周りから止められるに決まっている)』

『(点数が伸びたからといって)簡単に考えすぎ、無理をするな、と言われると思ったので言えなかった』

『だけど、目指してみたい…と思って最近苦しくなってきた

自分が抱えている想いを言語化してくれたおかげで、彼女はようやく自分の想いを吐き出すことができました。

すぐに親も交えてお話をして、急遽一つ上の志望校を目指すことに!

(そして、彼女は4月無事願っていた高校に入学することに😊)

このケースなどは①に当たるのかと思います。

 

ひとくちに「やる気がない!」と言っても、

【どの段階なのか】

【何が要因となってって動か(動け)ないのか】

ということを察してあげないと、一人ひとりへのアプローチの仕方は異なってくるのではないでしょうか。

 

 

昭和から平成、そして現在は令和の時代。

今の子どもたちの指導に関わっている人の中には私のような昭和世代もまだまだ健在です😊

自分たちが受けてきた教育、指導が今の時代には合わない!とまでは言いません。

しかし、今の子どもたちが生きているのは間違いなく「令和」の時代であり、あきらかにあらゆる状況が「昭和」とは異なっています。

そのことを私たち大人は踏まえながら、自分たちの経験や知見を「令和版」にアップデートして伝えていく必要があるのではないでしょうか。

 

2025年、私にとっては今まで以上に嬉しいこと、楽しいことがたくさんありました😊

すべては関わっていただいたすべての方々のお陰である、と心から思えるようになりました。

そして、51年の年月を過ごしてきたゆえのお陰でもあるかと…思っております。

あと数日で52年目の日々が新たに始まります。

さらなるハッピーが待っていることを確信して…

末筆になりますが、本年も進学塾CORE-UPに多大なるご厚意を賜り、感謝申し上げます。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 

進学塾CORE-UP 塾長  堺 真一